2013年1月19日土曜日

ダウンシュラフ選びのあれこれ〜その1

遊歩大全のスリーピング・バックの章を読んでいて、
シュラフについて興味が湧いたのでいろいろと調べてみた。

ダウンと化繊があるけど、やっぱり欲しいのはダウン。
暖かさの基準としてパッと見わかりやすいのは、使用温度域。
しかし、これは共通の規格で記載されているものではないので
A社の使用温度域0℃とB社の使用温度域0℃が同じとは分からない。
あくまで参考レベルとしか言えない。
限界温度域については、
一般の人ではその温度域では寒くて寝る事ができないと多くのブログなどで書かれているのでやはり鵜呑みにする事はできない。
そこで基準になってくるのがFPとダウン量。同じダウン量ならFPが高い方が暖かい。
この基準で同クラスと思えるようなものをピックアップして選ぶのが良いようだ。

次に構造的なところで、シングルキルトかボックスキルトか。
シングルキルトは表地と裏地を直接縫い合わせるので
縫い目によりロフトが無くなり、コールドスポットが発生するため、
ボックスキルトの方が暖かい。
ただし、ボックスキルトは生地を多く利用するため重量が増える。
ジッパー部のドラフトチューブの有無とショルダーウォーマーの有無。
どちらも寝袋内部の暖まった空気の流出と冷気の侵入を防ぐので
ドラフトチューブとショルダーウォーマーはある方が暖かい。

ここまではカタログなどを見れば書いてある事で
さらに参考にさせてもらったのは
Sky Hight Mountain Worksのナンガ別注シュラフのブログ。
ダウンシュラフの場合結露によってシュラフが濡れてしまうのを防ぐために
シュラフカバーを使うが、生地自体が撥水すればシュラフカバーが不要になるということ。(シーム処理をしている訳ではなく、撥水なので完全防水ではない)

次に参考にさせてもらったのがHiker's Depotのダウンバックの説明ページ。
生地が厚い(重い)とダウンを押さえつけることがあるので軽い生地の方が
ロフトが活きやすい。
ダウンのボックスの上側と下側が連結されているコンティニュアンスバッフル構造だと
ダウンを上側に集中させるなど状況に応じてダウン量(位置)をコントロールができる。

次に参考にしたにはWESTのナンガ別注シュラフのブログ。
シュラフの下側は寝る時の自分の体重でロフトが潰されてしまうので
シングルキルトでも暖かさはあまり変わりない。
同じような下側だけシングルキルトの話は
ナチュラムのイスカエア280の説明でも書かれています。

というようなことを基準としながら
後は各ブランドごとの特性などからチョイスする事になります。
ゆかいな田舎の小家族」さんの
複数のブランドのシュラフを試されたブログがあります。
ナンガVSモンベル」ではナンガはシュラフ内の空間が大きく、デッドズペースが多い。
ショルダーやジッパーの密閉感が弱いようです。
モンベルはストレッチ素材による密着感が高くデッドスペースが少ないため
暖かさを感じさせてくれるようです。
イスカについては「イスカ エア450X」でWM社のシュラフのようと好評していますね。
生地の撥水に関してはイスカのカタログには特に表記はないのですが
撥水能力があることを実験してくれています。

ところでモンベルのシュラフにはダウン量の記載がないのですが
モンベルの米国サイトのページではダウン量が記載されていますね。

U.L.スーパー スパイラルダウンハガー #0 800FP ダウン量850g
U.L.スーパー スパイラルダウンハガー #1 800FP ダウン量595g
U.L.スーパー スパイラルダウンハガー #3 800FP ダウン量311g
U.L.スーパー スパイラルダウンハガー #5 800FP ダウン量226g

以上のような情報を元にダウンシュラフを選んでいきたいと思います。

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